Source Word
photocopy
IPA(Pronunciation)
Explanation
以下では、英単語 “photocopy” (名詞) をさまざまな観点から解説します。
1. 基本情報と概要
単語: photocopy
品詞: 名詞 (ただし、動詞としても使われることがあります)
意味 (英語): A paper copy of a document or image produced by a photocopying machine.
意味 (日本語): コピー機などを利用して複製した書類や画像(いわゆる「コピー用紙に印刷された複写版」)のことです。「複写」や「コピー」とも言えます。
「複写された文書」や「コピーした書類」を指す名詞で、コピー機から出てくる紙そのものを指し示します。日常的な場面で「コピー取っておいて」などと同じニュアンスで使われる単語です。
動詞形: (to) photocopy(名詞とのスペルは同じですが、動詞として「コピーを取る」という意味で使います)。
派生形:
- photocopier (名詞) 「コピー機」
- photocopying (動名詞・形容詞的な使い方) 「コピーを取ること(動作)」「コピー用の~」
- photocopier (名詞) 「コピー機」
CEFRレベルの目安: B1(中級)
→ 「常日頃のやり取りで聞く機会がある身近な単語」
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- photo-: 「光」や「写真」にかかわる接頭語(photograph, photography などと同じ由来)。
- copy: 「複製する」「写しを取る」という意味の語。
これらが組み合わさって、「光を使って複製するもの(行為)」というニュアンスを持ちます。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- make a photocopy of (~のコピーを取る)
- take a photocopy (コピーを取る)
- a stack of photocopies (コピーの束)
- request a photocopy (コピーを依頼する)
- color photocopy (カラーコピー)
- black-and-white photocopy (白黒コピー)
- photocopy machine / photocopier (コピー機)
- photocopy documents (書類をコピーする)
- provide photocopies (コピーを提供する)
- sign a photocopy (コピーに署名する)
3. 語源とニュアンス
- 語源: “photo” + “copy” という二つの単語が組み合わさった造語です。光学的な手法を使って複写することが由来。
- 歴史的には、20世紀中頃に乾式複写機(ゼロックスなど)が普及してから多用されるようになった単語です。
- ニュアンス:
- カジュアル/日常会話で「コピーするもの」という意味合い。
- フォーマル/書類関連でも、普通に”photocopy”という語を使います。
- “Xerox” というブランド名を雑に使う場合もありますが、“photocopy”の方がより一般的でフォーマルです。
- カジュアル/日常会話で「コピーするもの」という意味合い。
4. 文法的な特徴と構文
名詞として
- 可算名詞: “a photocopy” / “two photocopies” / “some photocopies” などの形で数を数えられます。
動詞として
- 「~をコピーする」という意味を持ち、他動詞として使います。
例) “I need to photocopy this document.”
よく使われる構文・イディオム
- (to) make a photocopy: 「コピーを作る」
- (to) have something photocopied: 「何かをコピーしてもらう(コピーしてある状態)」
フォーマル/カジュアルともに使えますが、書類やビジネスシーンでは少しフォーマルな響きがあります。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “Could you make a photocopy of this recipe for me?”
(このレシピのコピーを取ってもらえる?) - “I left the photocopies on the table.”
(コピーしたものをテーブルの上に置いてきたよ。) - “I can’t read this photocopy; it’s too faint.”
(このコピー読めないよ。印刷が薄すぎるんだ。)
ビジネスシーンでの例文
- “Please attach the photocopy of your application form.”
(申請書のコピーを添付してください。) - “We need four photocopies of the contract.”
(その契約書を4部コピーする必要があります。) - “I’ll make a photocopy of the invoice for our records.”
(記録用に請求書のコピーを取りますね。)
学術的な文脈での例文
- “A photocopy of the historical manuscript was distributed for study.”
(歴史的文書の複写が、研究のために配布された。) - “Please check the clarity of each photocopy before filing them.”
(ファイリングする前に、各コピーの鮮明度を確認してください。) - “The researcher used several photocopies of archival documents for analysis.”
(その研究者は、アーカイブ資料のコピーを何部か使って分析を行った。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- copy (「コピー」全般)
- より幅広く「コピー」を指すため口語的にもフォーマルにも使いやすい。
- より幅広く「コピー」を指すため口語的にもフォーマルにも使いやすい。
- duplicate (「複製」)
- 「正確に同じものを複製する」というニュアンスが強い。少しフォーマル。
- 「正確に同じものを複製する」というニュアンスが強い。少しフォーマル。
- Xerox (「ゼロックス」)
- 元は商標名で、アメリカでは「ゼロックスを取る」と動詞化して使われることもあるが、一般的には“photocopy”を使うのが無難。
- 元は商標名で、アメリカでは「ゼロックスを取る」と動詞化して使われることもあるが、一般的には“photocopy”を使うのが無難。
反意語
- (厳密な反意語なし)
コピーではなく「原本」を強調する場合は “original (原本)” が対になる概念として挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- 米音: /ˈfoʊ.t̬əˌkɑː.pi/
- 英音: /ˈfəʊ.təʊˌkɒp.i/
アクセント
- “pho-to-co-py” の最初の “pho” が強く発音されます (pho・TO・co・py)。
- アメリカ英語では /foʊ/、イギリス英語では /fəʊ/ の違いがあります。
- “copy” 部分の子音 “p” をはっきり発音するように注意。
よくある発音の間違い
- 「フォトコピ」ではなく「フォウ(フォー)トコピ」に近い発音になる点。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “photocopy”を「photo copy」と誤って分割表記してしまうことがありますが、基本は一語です。
- 同音異義語との混同: “photo” と “copy” を別々に扱いがちですが、あくまで「photocopy」は一続きの単語です。
- 試験での出題: TOEICや英検などでも事務処理やオフィスシーンの単語として出題されることがあります。複数形の扱い (photocopies) なども覚えておくと安心です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 「写真(photo)をコピーしているイメージ」= “photocopy”。
- 「光(photo)を使ってコピー(copy)する」ことで、「写し取っているんだ!」というストーリーを描くと覚えやすいです。
- スペリングは “photo + copy” ながら、一語で書く点を意識しておくと良いでしょう。
以上が “photocopy” (名詞) の詳細解説です。日常からビジネスまで広く使える便利な単語なので、しっかり覚えておきましょう。
Meaning Image
Sense(1)
写真複写