Last Updated:2025/09/20

〈U〉〈C〉(天体・人工衛星の)軌道 / 軌道の1周 / (活動・影響・知識の)範囲

Edit Histories(0)
Source Word

orbit

IPA(Pronunciation)
Noun

〈U〉〈C〉(天体・人工衛星の)軌道 / 軌道の1周 / (活動・影響・知識の)範囲

What is this buttons?

その衛星は地球の周りを回っています。

What is this buttons?
Explanation

1. 基本情報と概要

英単語: orbit

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語):

• The path that an object follows as it moves around another object in space.

意味(日本語):

• 天体が他の天体のまわりを回る際の軌道

「主に天体同士の間で、ある天体が別の天体の周囲を回る“軌道”を指す言葉です。科学や天文学でしばしば使われますが、比喩的に“影響範囲”や“活動領域”の意味で使うこともあります。」

活用・派生:


  • (名詞) orbit: 複数形は orbits

  • (動詞) to orbit ~: ~の周囲を回る

  • (形容詞) orbital: 軌道の

CEFRレベル: B2(中上級)

「基本的な科学用語としては中上級のレベルですが、学術的文脈ではさらに上級でも使われます。」


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • orbit は直接的には接頭語や接尾語がついているわけではありませんが、中世ラテン語 “orbita” (行路、軌道)から派生した語です。

関連語・派生語


  • orb (名詞): 球体、球状の物

  • orbital (形容詞): 軌道の

  • to orbit (動詞): 軌道を回る

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. “Earth’s orbit”


    • 「地球の軌道」


  2. “in orbit around the Sun”


    • 「太陽の周りを回る軌道に乗って」


  3. “geostationary orbit”


    • 「静止軌道」


  4. “orbital path”


    • 「軌道経路」


  5. “low Earth orbit (LEO)”


    • 「低軌道」


  6. “to put a satellite into orbit”


    • 「衛星を軌道に投入する」


  7. “stable orbit”


    • 「安定した軌道」


  8. “out of orbit”


    • 「軌道を外れて」


  9. “close orbit”


    • 「近い軌道」


  10. “escape orbit”


    • 「軌道を離脱する、重力圏を脱する軌道」



3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語 “orbita”(道筋、わだち)に由来します。もとは「輪が通った跡」「一定の筋道」という意味で、後に天文学で「天体の軌道」を指すようになりました。

ニュアンスと使用時の注意:


  • 科学的な文脈ではとてもフォーマルに使われます。

  • 比喩的に「影響範囲」や「テリトリー」を指す場合もあり、「~の周囲・影響圏」というニュアンスでビジネスや政治関連の文脈にも使われます。

  • 口語でも宇宙や科学に興味がある人同士では自然に登場しますが、より一般的な場面では少し専門的な響きがありフォーマル気味です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable): an orbit / orbits

  • 科学的文脈では「the orbit of the Earth」のように定冠詞 the がつくことが多いです。

  • 口語表現や比喩で “fall into someone’s orbit” と言えば「(誰かの)影響下に入る」「(誰かの)勢力圏に入る」という表現にもなります。

一般的な構文例


  • “Planet X is in orbit around Star Y.”

  • “The satellite remains in a stable orbit.”

イディオム例


  • “to fall (or come) into someone’s orbit”


    • 「ある人の影響圏に入る」



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I’ve always been fascinated by how planets stay in orbit.”


    • 「昔から、惑星がどうやって軌道を保っているのか不思議だったんだ。」


  2. “He’s so passionate about astronomy that he can talk about orbits for hours.”


    • 「彼は天文学が大好きで、軌道について何時間でも話せるんだよ。」


  3. “Some people think everything in our lives has its own orbit.”


    • 「人生のあらゆるものに自分なりの軌道があると考える人もいる。」


(2) ビジネスでの例文


  1. “Our newest satellite was successfully placed into low Earth orbit.”


    • 「最新の衛星が無事に低軌道へ投入されました。」


  2. “We must consider the orbits of international markets before launching our product.”


    • 「製品を投入する前に、国際市場の影響範囲を考慮する必要があります。」


  3. “The company fell into the orbit of a larger conglomerate.”


    • 「その企業はより大きなコングロマリットの影響圏に組み込まれた。」


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Kepler’s laws describe how planets move in elliptical orbits around the Sun.”


    • 「ケプラーの法則は、惑星が太陽の周りを楕円軌道で回る仕組みを説明している。」


  2. “A satellite’s orbital period depends on its distance from the Earth.”


    • 「衛星の公転周期は地球からの距離によって決まる。」


  3. “Understanding the gravitational forces is crucial for mapping the orbit of a celestial body.”


    • 「天体の軌道を決定づけるには、重力の理解が不可欠だ。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. trajectory(軌道、弾道)


    • “trajectory” は特に飛翔物体の弾道や投射物の軌道を指します。


  2. path(進路)


    • より一般的な「進む道」を意味し、数学・天文学だけでなく幅広い文脈で使われる。


  3. course(進路、方針)


    • 「進む方向」を意味し、必ずしも天体の軌道に限定されない。


  4. circuit(回路、周回)


    • 周回、循環の意味が強いが機械や電気の文脈にも使われる。


反意語(直接的な反意語はあまりないが、イメージとして)


  • “disorganization” や “chaos” は「軌道」や「規則正しい道筋」と反対のニュアンスを持つ場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˈɔːr.bɪt/

  • イギリス英語: /ˈɔː.bɪt/

どちらも “or-bit” のように 第1音節にアクセントがきます。

発音の違い:


  • アメリカ英語では “or” の音がやや長めになりがち。

  • イギリス英語では “o” の音が少し柔らかく聞こえる。

よくある間違い:


  • /r/ の発音を残し過ぎたり、逆に「オービット」のように伸ばし過ぎると不自然になるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “orbit” の“i”を抜かして “orbt” や “orbit”を “orbite”と書き間違えることがある。

  • 同音異義語との混同: 近しいサウンドの単語はとくにないが、 “orbit”を “orb it” と区切ると文脈が変わるので気をつけること。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、科学・技術に関連した文章で「人工衛星の軌道」「惑星の軌道」などの説明文中に出ることが多いです。文脈から「軌道」という意味を把握できるようにしましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “orb” = 球体というコアイメージから「丸い道筋・軌道」を連想しやすくなります。

  • “orbit”“orb” + “-it” で“球体が移動して道筋になる”という印象で覚えると理解しやすいでしょう。

  • “orbit” を使ったフレーズ(例: “in orbit”)をイメージすると、「周回している⇒一定の軌道上にある」という場面が頭に浮かんでくるため、記憶に残りやすくなるはずです。


以上が、名詞 “orbit” の詳細解説です。天文学に限らず、比喩的に「勢力圏」「影響範囲」など、さまざまな文脈で使われる重要単語なので、ぜひ覚えて使ってみてください。

Meaning Image
orbit
Sense(1)

(天体・人工衛星の)軌道;軌道の1周

Sense(2)

(活動・影響・知識の)範囲

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

Edit Histories(0)

Login / Sign up

 

Download the app!
DiQt

DiQt

Free

★★★★★★★★★★