Source Word
monk
IPA(Pronunciation)
Explanation
1. 基本情報と概要
単語: monk
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味(英語): A man who is a member of a religious community, usually living under vows of poverty, chastity, and obedience.
意味(日本語): 修道院や寺院などで、貧困・独身・従順などの誓いを立てて宗教的な生活を送る男性のことです。俗世から離れて精神修養に専念するイメージがあります。
「monk」は、宗教的団体(キリスト教、仏教など)に属し、世俗を離れて生活する男性を指すため、厳粛な場所や社会から離れた環境にいる、というニュアンスを含んでいます。
活用形 (単数・複数)
- 単数: monk
- 複数: monks
他の品詞形
- 形容詞: monkish(修道士のような、禁欲的な)
例) He lives a monkish life in solitude.
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
学習者としては、宗教関連の話題や歴史的・文化的文脈でよく使われる単語なので、やや専門的に感じますが、一般教養としても知っておきたい単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- monk は、明確な接頭語や接尾語を含んだ語形ではありません。
- 語幹は “monk” そのものです。
派生語・関連語
- monastery (名詞): 修道院
- monastic (形容詞): 修道士の・修道院の
- monasticism (名詞): 修道士の生き方、修道制
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- “Buddhist monk” → 「仏教の僧侶」
- “Christian monk” → 「キリスト教の修道士」
- “monk's robe” → 「僧衣・修道服」
- “monk in training” → 「修行中の修道士・僧侶」
- “monk’s vow” → 「修道士の誓い」
- “to become a monk” → 「修道士(僧侶)になる」
- “a life of a monk” → 「修道士の生活」
- “monk’s cell” → 「修道士の小部屋」
- “monk’s chanting” → 「修道士による詠唱・読経」
- “ascetic monk” → 「苦行を行う修道士」
3. 語源とニュアンス
語源
- 「monk」は、ギリシャ語の “monakhos”(一人で暮らす人、単独者)が語源とされています。
- 「1人」という意味の “monos” に由来し、世間から離れて暮らすという修道士の姿を表しています。
使用時の注意点やニュアンス
- 宗教的文脈で使用されることが多く、厳粛・敬虔なイメージを伴います。
- カジュアルな会話でも「まるで修道士のように~している」と、禁欲的・ストイックな様子の比喩として使うことがあります。
- 文章表現や本格的な宗教・歴史関連のトピックでもよく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞(可算名詞): “a monk” / “the monk” / “several monks” のように可算として扱います。
- 集合的に修道士たちを指す場合は “monks” (複数形)。
- 日常・カジュアルな文脈ではあまり出てきにくいですが、比喩的に「禁欲的な人」「ストイックな暮らしをしている人」を指す際に用いられることがあります。
- フォーマルな文脈から学術的な文章まで幅広く使用されます。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
- “He lives like a monk, never partying or going out.”
「彼はまるで修道士のような生活をしていて、全く遊びにも出かけないんだよ。」 - “My grandfather’s routine is so strict, he’s like a monk!”
「祖父はとても厳格な生活リズムを守っていて、まるで僧のようだよ。」 - “I can’t believe he chose to become a monk after leaving university.”
「大学を辞めて修道士になったなんて信じられないよ。」
ビジネスシーンでの例文 (3つ)
- “The company aims for a ‘monk-like’ dedication to product quality.”
「その会社は製品の品質に対して僧侶のような献身を目指しています。」 - “His focus during the project was as disciplined as a monk.”
「プロジェクトの間の彼の集中力は修道士並みに規律正しかったです。」 - “She compared the CEO’s solitary approach to decision-making to that of a monk in meditation.”
「彼女はCEOの一人でじっくり考える意思決定のやり方を、瞑想している修道士に例えました。」
学術的・宗教的文脈での例文 (3つ)
- “The monk devoted his life to transcribing ancient manuscripts.”
「その修道士は古代写本の書写に生涯を捧げました。」 - “Many Buddhist monks study ancient scriptures and practice meditation daily.”
「多くの仏教僧は日々瞑想を行い、古代仏典を研究しています。」 - “Historically, Christian monks played a crucial role in preserving knowledge by copying texts.”
「歴史的に、キリスト教の修道士は文献を写本することで知識の保存に重要な役割を果たしてきました。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- priest(司祭・神父)
- キリスト教の聖職者全般を指し、必ずしも修道院にこもるわけではない。
- キリスト教の聖職者全般を指し、必ずしも修道院にこもるわけではない。
- friar(托鉢修道士)
- キリスト教で説教や托鉢など外部活動を行う修道士。修道院に閉じこもらない点が特徴的。
- キリスト教で説教や托鉢など外部活動を行う修道士。修道院に閉じこもらない点が特徴的。
- nun(修道女)
- 女性形。生活スタイルは“monk”に近いが性別が異なる。
- 女性形。生活スタイルは“monk”に近いが性別が異なる。
- hermit(隠者)
- 必ずしも宗教組織に属さず、人里離れたところで一人で生活する人や隠遁者。
反意語
宗教的対義語としては特に直接的なものはありませんが、「社会生活に積極的に参加する人」というような意味で “layperson” (一般信徒)や “secular person” (世俗の人)とは対照的な存在です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /mʌŋk/
- アメリカ英語: [mʌŋk](「マン(k)」に近い音)
- イギリス英語: [mʌŋk](アメリカ英語とほぼ同じ発音)
- アクセント位置: monk の1音節しかないため、特別アクセントの移動はなし。
- 注意点: 「モンク」や「モン(k)」と日本語カタカナ発音をしすぎると英語らしさが薄れるので、“ʌ”の発音に注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “mok” や “munk” と書き間違えないよう注意。
- 同音異義語: 特に “monk” と同音の単語は英語にはあまりないが、“mock”(からかう)や “monk” は綴りが似ているので混同に注意。
- 試験での出題例: 宗教的・歴史的トピック、文化比較などの文章中で見かける場合が多い。TOEICではあまり頻出ではないですが、英検やIELTSなどの読解で宗教・文化を扱う際に出てくることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源の “monos”(一人で) → 「一人で修道院にこもる人」と覚えるとわかりやすいです。
- “monk” の “o” と “u” が入れ替わった “munk” としないようにスペリングに注意。
- 「もんくを言う」(文句) という日本語と似た発音ですが、全く関係ありません。
- 偶然似た響きなので、「文句のない禁欲的人生を送る人=monk」とイメージしてみると覚えやすいかもしれません。
以上が、名詞 “monk” の詳細な解説です。修道院にこもる男性というイメージをしっかり持つと、比喩表現や派生語なども理解しやすくなるでしょう。
Meaning Image
Sense(1)
(一般に)修道僧,僧侶(そうりょ);(キリスト教の)修道士,道士