Last Updated:2025/09/21

『湿り気』,湿気 / (空気中,または物の表面の)蒸気,水分

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Source Word

moisture

IPA(Pronunciation)
Noun

『湿り気』,湿気 / (空気中,または物の表面の)蒸気,水分

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Explanation

名詞 “moisture” の徹底解説


1. 基本情報と概要

英語: moisture

日本語: 水分(すいぶん)、湿気(しっけ)

品詞: 名詞 (不可算名詞)

「moisture」は「物質や空気中に含まれる水分」や「わずかな湿り気」を表す言葉です。たとえば、空気がしっとりしている状態や布などが少し湿っている状態にも使われます。日常会話で「この空気は湿気が多い」「肌にうるおいを与える」という場面などで使われる、とても便利な言葉です。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

→ ある程度英語に慣れてきた学習者が知っていると便利な単語です。

活用形


  • 「moisture」は不可算名詞のため、複数形はありません。

他の品詞例


  • moist (形容詞)「湿った、しっとりした」


    • 例:moist cake(しっとりしたケーキ)


  • moisten (動詞)「湿らせる」


    • 例:Moisten the soil.(土を湿らせてください。)


  • moisturize (動詞)「保湿する、うるおいを与える」


    • 例:I always moisturize my skin after showering.(シャワーの後はいつも肌を保湿します。)



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹 “moist”: 「湿った」「少し濡れた」などを意味する形容詞

  • 接尾語 “-ure”: 状態や結果を表す名詞化の接尾語の1つ

“moisture” は「湿っている状態」を名詞として表現しています。

関連語や派生語


  • moist: 形容詞(湿った)

  • moisten: 動詞(湿らせる)

  • moisturize: 動詞(保湿する)

  • moisturizer: 名詞(保湿剤、化粧品など)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. excess moisture(過度の水分)

  2. remove moisture(水分を取り除く)

  3. retain moisture(水分を保持する)

  4. moisture content(水分含有量)

  5. moisture level(水分量)

  6. moisture absorption(吸湿)

  7. trap moisture(水分を閉じ込める)

  8. lack of moisture(水分不足)

  9. moisture control(湿度管理)

  10. moisture barrier(防湿層)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の「mūcidus(湿った・カビの生えた)」に由来しており、中期フランス語や古フランス語を経て英語に取り入れられたといわれています。

  • ニュアンス: ほんのり湿り気がある、しっとりとしているイメージを強く持ちます。大量に「びしょ濡れ」というよりは、「ほどよく湿り気がある」というトーンです。

使用時の注意点


  • 多くの場合はカジュアルなシーンでも使用されますが、技術文書(科学や食品関連など)でも “moisture content” のようにフォーマルな文脈で使われることがあります。

  • 「湿気」と言っても、ネガティブな意味合い(カビなどを引き起こす)やポジティブな意味合い(肌や植物へのうるおいを保つ)を文脈しだいで持ちます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 不可算名詞: a moisture とは言わず、そのまま “moisture” として扱い、量を表すときには “a drop of moisture” “some moisture” “a little moisture” などの表現を用います。

  • 一般的な構文例


    • There is a lot of moisture in the air today.(今日は空気中に水分が多いです。)

    • We need to reduce the moisture level in this room.(この部屋の湿度を下げる必要があります。)


フォーマル/カジュアル


  • カジュアル: “My skin feels dry; I need moisture.”(肌が乾燥してる。水分が必要だ。)

  • フォーマル: “The product’s moisture content must be carefully monitored.”(製品の水分含有量は慎重に管理されなければならない。)


5. 実例と例文

ここではいくつかのシーンを想定して、自然な例文を提示します。

日常会話 (3例)


  1. “Can you feel the moisture in the air? It’s so humid today.”

    (空気中の湿気を感じる?今日はとても湿度が高いね。)

  2. “Keep the lid on the pot to trap the moisture while cooking.”

    (調理中は鍋にフタをして水分を閉じ込めてね。)

  3. “My eyes feel dry. I need eye drops for more moisture.”

    (目が乾燥している。もっと潤いを得るために目薬が必要だ。)

ビジネスシーン (3例)


  1. “We need to monitor the moisture level in the warehouse to protect the goods.”

    (倉庫内の水分量を監視して、商品を守る必要があります。)

  2. “Our new packaging design helps reduce excess moisture.”

    (当社の新しいパッケージデザインは過剰な水分を減らすのに役立ちます。)

  3. “Moisture control is essential to maintain product quality.”

    (製品の品質維持には湿度管理が不可欠です。)

学術的・専門分野 (3例)


  1. “The soil’s moisture content significantly affects crop growth.”

    (土壌の水分含有量は作物の成長に大きな影響を及ぼします。)

  2. “Excessive moisture in electronic components can lead to malfunction.”

    (電子部品に過剰な湿気があると故障を引き起こす可能性があります。)

  3. “Recent studies focus on moisture management in building materials.”

    (最近の研究は建材における湿気管理に焦点を当てています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. humidity(湿度、湿気)


    • 空気中の水分量を示し、天気予報などで使われることが多い。“moisture” よりも「湿度・蒸し暑さ」というニュアンスが強め。


  2. dampness(湿っぽさ)


    • しめり気やカビの生えそうな不快な湿気を指すときによく使う。


  3. wetness(濡れている状態)


    • 直接的に濡れている状態を表す。量が多く、より「びしょ濡れ」の感覚。


反意語


  • dryness(乾燥)


    • 明確に「水分・湿気がない状態」を指す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • イギリス英語 (BrE): /ˈmɔɪ.stʃə/

    • アメリカ英語 (AmE): /ˈmɔɪs.tʃɚ/


  • 強勢(アクセント)は第1音節(moiにアクセント)

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い


    • イギリス英語では語末の “-tʃə” 部分が「チャ」のように、アメリカ英語の場合は語尾が “-tʃɚ” のように「チャー」っぽく発音されます。


  • よくある発音の間違い


    • 語中の [st] と [ʃ] が連続する部分「スチュア」や「スチャ」と混同しがち。意識して「モイスチャー」と滑らかに発音すると◎。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “moistuer” や “moister” などの誤りがよく見られます。

  • 同音異義語との混同: 特に “most” と“moist” などと混同しやすいので注意。

  • 試験での出題傾向


    • TOEICや英検などでも「湿度管理」「保湿」などの文脈でしばしば登場。特にビジネスや科学技術の文章で見かける場合があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 音感で覚える: “moi” + “sture”。頭の中で “モイスチュア” とカタカナにしておくと定着しやすいです。

  • イメージ: 「しっとり湿ったスポンジやタオル」を思い浮かべると “moisture” の含意「程よい水分量」がイメージしやすいです。

  • 関連ストーリー: 化粧品の「保湿成分(moisturizer)」や「高い湿度(humidity)」など、日常生活の場面と関連付けて思い出すと記憶に残りやすくなります。


以上が名詞 “moisture” の詳細解説です。日常会話からビジネス、理系の分野まで幅広い場面で使える重要語なので、ぜひ使い方をマスターしてみてください。

Meaning Image
moisture
Sense(1)

湿り気,湿気

Sense(2)

(空気中,または物の表面の)蒸気,水分

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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