Source Word
leading
IPA(Pronunciation)
Explanation
以下では、形容詞 “leading” について、できるだけ詳しく解説していきます。
1. 基本情報と概要
英語・日本語の意味
- 英語: leading
- 日本語: 「主導的な」「主要な」「第一線の」、「先頭に立つ」といった意味。
たとえば「彼は業界をリードする専門家だ」のように、「最も中心的、影響力が大きい、主たる」というニュアンスで使われます。
品詞と活用
- 品詞: 形容詞 (adjective)
- 活用形: 形容詞のため、特別な語形変化(活用)はしません。第三者に説明する場合などに、比較級や最上級を作ることがあるかもしれませんが、通常は “more leading” や “most leading” のような形はあまり使われません(文法的には作れなくはありませんが、一般的ではありません)。
他の品詞形
- 動詞形: “to lead” (導く、率いる)
- 名詞形: “leader” (リーダー)、“lead” (先頭、首位)など
CEFRレベルの目安
- B2(中上級)程度
- よく使われる形容詞ではありますが、抽象度やビジネスなどの文脈で使うニュアンスがあるので、少し難しめといえるでしょう。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- “leading” は “lead” (導く) に結合して形容詞化した形です。
- 接頭語や接尾語というより、“-ing” は動詞から形容詞への派生形を表しています。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- leading role(主要な役割)
- leading brand(主力ブランド)
- leading company(大手企業、トップ企業)
- leading position(リーダー的立場、首位)
- leading candidate(有力候補)
- leading article(主要記事)
- leading expert(第一人者、最先端の専門家)
- leading question(誘導尋問的な質問)
- leading cause(主な原因)
- leading edge(最先端)
3. 語源とニュアンス
語源
- “lead” は古英語の “lǣdan” に由来し、「導く・連れて行く」という意味でした。その “lead” に形容詞化する “-ing” が付いたものが “leading” です。
ニュアンス
- “leading” は、「先頭に立って引っ張っている」「業界・分野のトップクラスにいる」といった強い印象を伴う言葉です。
- 使う場面: ビジネス文書やフォーマルなスピーチなどでよく目にする表現。日常会話で使う場合もありますが、比較的フォーマル寄りです。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞として、名詞を修飾するポジションで使われます。たとえば “She is the leading expert in this field.” のように、名詞 “expert” を修飾します。
- 冠詞 “the” と組み合わせて “the leading 〜” と言うと、「主要な〜」「業界のトップの〜」といったニュアンスを強く示します。
- カジュアルな文脈では、会話中に “He’s a leading figure in our community.” のように、その人の重要性を表すときによく使われます。
5. 実例と例文
下記では日常会話、ビジネス、学術的な文脈に分けて例文を示します。
日常会話での例文
- “My sister is a leading dancer in her ballet company.”
(私の姉は彼女のバレエ団でトップクラスのダンサーなんだ。) - “He’s always been a leading influence on my taste in music.”
(彼は私の音楽の好みにいつも大きな影響を与えてきたんだ。) - “Their bakery is one of the leading ones in town.”
(彼らのベーカリーは、町でもトップの一つなんだ。)
ビジネスでの例文
- “We have partnered with a leading software provider to improve our system.”
(わたしたちはシステムを改善するため、大手のソフトウェア提供会社と提携しました。) - “She gave a presentation on how to become a leading brand in the market.”
(彼女は市場で主要ブランドになる方法についてプレゼンを行いました。) - “Our company has maintained a leading position in this industry for decades.”
(当社はこの業界で数十年にわたってトップクラスの地位を維持しています。)
学術的な文脈での例文
- “He is a leading researcher in the field of biotechnology.”
(彼はバイオテクノロジーの分野で第一人者の研究者です。) - “The leading theories on climate change emphasize the role of greenhouse gases.”
(気候変動に関する最先端の理論は温室効果ガスの役割を強調しています。) - “This university is recognized as a leading institution for nuclear physics studies.”
(この大学は原子核物理学の研究において一流の機関として認められています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- main(主な)
- “main” は「主となる、最も重要な」という意味だが、必ずしも先頭に立っているというニュアンスは強くない。
- “main” は「主となる、最も重要な」という意味だが、必ずしも先頭に立っているというニュアンスは強くない。
- principal(主要な)
- “leading” とほぼ同じ意味で使われるが、ややフォーマル。
- “leading” とほぼ同じ意味で使われるが、ややフォーマル。
- chief(主要な/主任の)
- 「責任者」といった意味を含みやすい点が特徴的。
- 「責任者」といった意味を含みやすい点が特徴的。
- foremost(最も優れた、第一の)
- 先頭・第一人者というニュアンスで、「leading」と近い印象。
反意語 (Antonyms)
- minor(重要でない/マイナーな)
- secondary(第二の/補助的な)
“B”ランクや二番手というニュアンスを表すときに使われます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA)
- 米: /ˈliːdɪŋ/
- 英: /ˈliːdɪŋ/
- 米: /ˈliːdɪŋ/
- アクセントは先頭 “lea-” (lee-) の部分に置かれます。
- アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、アメリカ英語では少し “リ” を長めに引っ張る傾向があります。
- “lead”(鉛)の発音 /lɛd/ と混同しないよう注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- “lead (鉛)” と “lead (導く)” の混同
- “lead” は文脈により /lɛd/ (鉛) と /liːd/ (導く) の発音が異なるので要注意です。
- “lead” は文脈により /lɛd/ (鉛) と /liːd/ (導く) の発音が異なるので要注意です。
- “reading” とつづりが似ているため、スペルミスに注意。
- TOEICや英検などのビジネス・時事的テーマの問題で “leading company” といった表現がよく登場します。
- “leading question” は「誘導尋問的な質問」という特殊な意味もあるので、文脈でしっかり理解してください。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “lead (導く)” に “-ing” がついていると考えると、「導いている → 主導的な」というイメージが浮かびやすいです。
- ビジネスニュースや学術論文で「leading expert」「leading brand」などをよく見かけるので、英語の記事を読むときにピックアップして覚えると効果的。
- スペルの覚え方: 「read(読む)」のような “ea” だけど発音は /liːd/ と伸ばすことを意識しておくとミスが減ります。
以上が形容詞 “leading” の詳細解説です。業界のトップや主役を表すときに、上手に使ってみてください。
Meaning Image
Sense(1)
先導する,先頭の
Sense(2)
主要な,一流の
Sense(3)
指導する