glorious
1. 基本情報と概要
単語: glorious
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): Something that is “magnificent,” “wonderful,” or “full of glory.”
意味(日本語): 「栄光に満ちた」「輝かしい」「素晴らしい」といった意味の形容詞です。とても美しく、威厳があるものをたたえるときなどに用いられます。
「すごく晴れやかで、見た人を感動させるような場面で使われる単語です。例えば、圧倒的に美しい景色や、とても誇らしい功績などを指すときにも利用されます。」
活用形
- 原形: glorious
- 比較級: more glorious
- 最上級: most glorious
派生語の例
- glory (名詞): 栄光、名誉
- glorify (動詞): 栄光を与える、称賛する
- gloriously (副詞): 輝かしく、豪華に
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
「ニュースや文芸作品など、少し難しめの英語や書き言葉でも使われやすい表現です。」
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: glory(栄光)
- 接尾辞 (suffix): -ous(~の性質を持つ)
「glory」に「~の性質をもつ」という意味の「-ous」が付いて、「glorious(栄光に満ちた)」という形になっています。
類縁語・派生語
- glory(名詞)
- glorify(動詞)
- glorification(名詞・栄光を与える行為)
よく使われるコロケーション (共起表現) 10選
- glorious victory(栄光ある勝利)
- glorious sunset(息をのむような夕焼け)
- glorious achievement(輝かしい業績)
- glorious day(素晴らしい一日)
- glorious moment(栄光の瞬間)
- a glorious future(明るい将来)
- glorious past(輝かしい過去)
- glorious scenery(壮麗な風景)
- glorious celebration(華々しい祝賀)
- glorious light(眩い光)
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語の “gloria” から来ており、「名誉」「尊敬」「評価されること」を意味します。
- 中世英語を経て “glory” が定着し、そこに “-ous” が付いて “glorious” となりました。
ニュアンス
- 非常に讃えられる場面や、気高く、美しいものを表すときに使われるため、ポジティブで華やかな響きがあります。
- あまりカジュアルすぎる場面では使わず、ややフォーマルあるいは文語調なニュアンスがありますが、日常会話でも「最高に美しい」「とにかく素晴らしい」という意味で使われることがあります。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント
- 形容詞なので、名詞を修飾する役割。また、補語(補述語)として be動詞の後に置かれることも多いです。
例: This sunset is glorious. / We had a glorious day.
一般的な構文
- be + glorious: “~は素晴らしい” という表現。
- look / feel + glorious: 見た目や感覚について「輝いている」「壮観だ」と言う場合。
- make something glorious: 何かを「壮麗に見せる、輝かせる」と言う場合。
フォーマル/カジュアルの使用シーン
- フォーマル: スピーチ、文章、文学表現、プレゼンテーションなどで「栄光」「輝かしさ」を強調したい時
- カジュアル: 友人との会話で「すっごい綺麗!」というニュアンスを強く言いたい時にもOK
5. 実例と例文
日常会話での例文
“That was a glorious sunset we saw at the beach tonight.”
「今夜ビーチで見た夕日、本当に素晴らしかったね。」“I feel glorious after spending a whole day at the spa.”
「スパで一日過ごしたら最高の気分だよ。」“The garden looks glorious in spring with all the flowers blooming.”
「春には花が咲き乱れて、その庭は本当に美しく見えるね。」
ビジネスシーンでの例文
“Our company had a glorious run last quarter, exceeding all sales targets.”
「当社は前四半期に輝かしい実績を上げ、すべての売上目標を超えました。」“He gave a glorious presentation that impressed all our clients.”
「彼は素晴らしいプレゼンを行い、すべての顧客を感心させました。」“This new campaign has the potential to be one of our most glorious successes.”
「この新しいキャンペーンは、当社の最も成功した事例のひとつになり得るでしょう。」
学術的な文脈での例文
“Historians often refer to this era as the kingdom’s most glorious period.”
「歴史家たちはこの時代を、その王国の最も輝かしい時期と呼ぶことが多い。」“The glorious achievements of ancient civilizations continue to fascinate scholars.”
「古代文明の栄光あふれる業績は、学者たちを今も魅了し続けています。」“The team’s glorious victory has been a subject of analysis among sports researchers.”
「そのチームの華々しい勝利は、スポーツ研究者の間で分析の対象となっています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- magnificent(壮大な・荘厳な)
- splendid(豪華な・素晴らしい)
- superb(素晴らしい)
- grand(壮大な)
- majestic(堂々とした・威厳のある)
- magnificent はスケールの大きさや華やかさを強調するニュアンス。
- splendid は「豪華さ」や「目を見張るような素晴らしさ」を示すニュアンス。
- glorious は「栄光」や「輝き」といったさらに誇らしさを伴うイメージが強い。
反意語(Antonyms)
- inglorious(不名誉な)
- disgraceful(恥ずべき)
- unimpressive(印象的でない)
- 「不名誉」「恥ずべき」というイメージを持つ単語が反意語にあたります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- イギリス英語 (BrE): /ˈɡlɔː.ri.əs/
- アメリカ英語 (AmE): /ˈɡlɔːr.i.əs/
- イギリス英語 (BrE): /ˈɡlɔː.ri.əs/
強勢(アクセント): 最初の “glo” の部分に強勢があります。
発音上の注意: “glo” の部分で口を大きく開いて “グロー” のように響かせると通じやすいです。
イギリス英語では /lɔː/(ロングオー)、アメリカ英語では /lɔːr/ と r の影響が強めに聞こえます。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “glourious” と “u” を追加してしまう間違いが起こりやすいので注意(正しくは glorious)。
- “gorgeous” との混同: 響きが似ている “gorgeous” (華美な、ゴージャスな) と混同しがち。両者ともポジティブな意味だが “glorious” は「栄光・誇らしさ」を強調し、“gorgeous” は「美しさ・ゴージャスさ」を強調する。
- 試験対策: TOEIC や英検などでは “glorious victory” や “glorious past” などの形で出題されることがあるので、コロケーションごと覚えておくと便利です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “glory + -ous” = 「栄光を帯びた」イメージを思い浮かべると記憶に残りやすいです。
- “栄光” のイメージを頭に浮かべる(オリンピックの金メダル、日が高々と輝く朝日、など)を関連付けすると記憶に定着しやすいでしょう。
- スペリングの最後は “-ous” で終わる、「すばらしい」という形容詞に多いパターンです (famous, various, nervous など)。
「glorious」は、誇らしくてものすごく素晴らしい情景や出来事を表すときにぴったりな表現です。華やかさや栄光を伝える英語の中でも、特に晴れやかなニュアンスを持つ単語として覚えておくと便利でしょう。
光栄ある,名誉ある
壮麗な,荘厳な
《英話》ひどい
《話》とても楽しい;(天気などが)大変すばらしい