Last Updated:2025/09/21

(戦争・あらしなどが)荒廃させる,破壊的な / 《話》人を打ちひしぐような;辛らつな,痛列な

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Source Word

devastating

IPA(Pronunciation)
Adjective

(戦争・あらしなどが)荒廃させる,破壊的な / 《話》人を打ちひしぐような;辛らつな,痛列な

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Explanation

1. 基本情報と概要

単語: devastating

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): Highly destructive or damaging; causing extreme shock or distress.

意味(日本語): 甚大な被害をもたらす、非常に衝撃的な・悲惨な、圧倒的な

「devastating」は、「非常に破壊的な」という意味で、悲惨な被害や強いショックを伴う場合に使われる形容詞です。たとえば、大きな災害などで「甚大な被害」を表現する時、あるいは精神的に「痛烈なショック」を表す時などにも使われます。

活用形:


  • 形容詞: devastating

  • 比較級/最上級: ほとんど使われないが、文章によっては「more devastating」「most devastating」が用いられる場合がある

他の品詞形:


  • 動詞: devastate (~を荒廃させる、打ちのめす)


    • 例: The hurricane devastated the coastal towns. (ハリケーンが沿岸の町を壊滅させた)


  • 名詞: devastation (壊滅、荒廃、衝撃)


    • 例: The devastation after the tornado was beyond description. (竜巻の後の荒廃は言葉では言い尽くせないほどだった)


CEFRレベル: B2(中上級)

「ニュースや記事などで目にする機会が多く、かなり幅広い文脈で使われる語です。しっかり意味を理解し、文脈に合わせて使えると上達が感じられる単語です。」

2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • 「devastating」は、動詞「devastate」に形容詞を作る接尾語「-ing」がついた形です。

    • 「devastate」は、ラテン語の「de-(強調)」+「vastare(荒廃させる)」が語源とされます。


  • 関連語や派生語:


    • devastate (動詞)

    • devastation (名詞)


  • よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個):



  1. a devastating blow


    • 「壊滅的な一撃」


  2. a devastating earthquake


    • 「壊滅的な地震」


  3. a devastating effect


    • 「破壊的な影響」


  4. a devastating result


    • 「痛ましい結果/衝撃的な結果」


  5. a devastating loss


    • 「甚大な損失」


  6. a devastating critique


    • 「痛烈な批評」


  7. a devastating fire


    • 「甚大な被害をもたらす火事」


  8. a devastating disease


    • 「深刻な病気」


  9. to be devastated by grief


    • 「悲しみに打ちのめされる」


  10. the devastating impact of war


    • 「戦争の壊滅的な影響」


3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 先述のとおり、「devastate」はラテン語の「de-(強調)」+「vastare(荒廃させる)」が由来で、「完全に荒廃させる」という意味です。そこから発展して、「devastating」は「壊滅的な」「受けた人にとってとても痛烈な」感覚を表すようになりました。


  • ニュアンスや使用時の注意点:


    • 「devastating」は、非常に深刻さや衝撃の強さを伴う表現です。軽い状況への使用は不自然です。深く大きな心の痛みや被害の程度を強調する際に使います。

    • 文章(書き言葉)やニュース、ビジネス文書などから、日常会話(カジュアル)まで幅広く使われますが、内容が大きなダメージを表すことを意識する必要があります。

    • 感情的・精神的ダメージにも用いられるため、人の心情を表す場面でも多く使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としての用法:


    • 「devastating + 名詞」の形で、「壊滅的な~」「とても衝撃的な~」という意味を表します。

    • 「This news is devastating.」のように補語として使われることもあります。


  • 他の品詞との関係:


    • 動詞「devastate」(他動詞):必ず目的語をとり、「~を壊滅させる/打ちのめす」のように使われます。

    • 名詞「devastation」:不可算名詞として扱うことが多いです。


  • フォーマル/カジュアル:


    • ニュースや公式文書でも用いられます(ややフォーマル寄り)。

    • 口頭の会話でも、「It was absolutely devastating!」のように使われるため、カジュアルなシーンにも多用されます。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “That movie had a devastating ending. I couldn’t stop crying.”


    • 「あの映画の結末は本当にショッキングで、涙が止まらなかった。」


  2. “The break-up was devastating for her, and she didn’t want to see anyone.”


    • 「その別れは彼女にとってとても辛く、人と会いたがらなかった。」


  3. “I heard some devastating news about our old neighbor.”


    • 「昔の隣人に関して衝撃的なニュースを聞いたよ。」


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “The sudden financial crisis had a devastating impact on our sales.”


    • 「突然の金融危機は、我が社の売上に甚大な影響を与えました。」


  2. “A devastating data loss occurred due to a system failure last night.”


    • 「昨夜のシステム障害により、重大なデータ損失が発生しました。」


  3. “The lawsuit’s outcome was devastating for the company’s reputation.”


    • 「その訴訟の結果は、会社の評判にとって痛手となるものでした。」


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The devastating effects of climate change can be observed in polar ice melting.”


    • 「気候変動の壊滅的な影響は、極地の氷の融解に見ることができます。」


  2. “The research indicates that a single invasive species can have a devastating effect on biodiversity.”


    • 「その研究によれば、1種類の外来生物でも生物多様性に深刻な影響を及ぼしうることが示されています。」


  3. “The war left a devastating cultural impact, erasing centuries of historical artifacts.”


    • 「その戦争は文化的にも壊滅的な影響を残し、何世紀にもわたる歴史的遺物が失われました。」


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. catastrophic(壊滅的な)


      • 「天災や事故など、大災害レベルの被害に焦点がある」


    2. disastrous(破滅的な)


      • 「出来事や結果が悲惨な失敗になる場合や壊滅的な状況に焦点がある」


    3. ruinous(破滅をもたらす)


      • 「財政的または社会的に破滅させる程度に深刻な場合に使われる」


    4. shattering(打ちのめすような)


      • 「精神的な衝撃のニュアンスが強い」



  • 反意語 (Antonyms)


    1. beneficial(有益な)

    2. constructive(建設的な)

    3. harmless(無害な)


「devastating」は非常に重いダメージや衝撃を意味します。一方、対照的に「beneficial」や「constructive」のような、「有益」「建設的」な要素を表すものは、全く正反対と言えます。

7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈdɛvəsteɪtɪŋ/

  • アクセントの位置: 「de・va・sta・ting」の「de」に強勢が置かれます(第1音節にストレス)。

  • アメリカ英語とイギリス英語:


    • 大きな違いはありません。両者とも /ˈdɛvəsteɪtɪŋ/ に近い発音です。


  • よくある発音ミス:


    • 「deva」部分を「ディーヴァ」と伸ばしすぎないように注意します。あくまで /ˈdɛvə/ のように短く発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:


    • 「devasting」と「a」を抜かして書きがちなので要注意。


  • 同音異義語との混同:


    • 「devastate」(動詞)との混同に注意。使い分けが必要です。


  • 試験対策や資格試験での出題傾向:


    • ニュース記事や環境問題等、多文化社会に関する長文読解で見かけることが多いです。衝撃度や深刻さを表す表現として知っておくと読解で役立ちます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「de-(完全に)」+「vast(広大な)」+「-ate」(動詞化)というイメージで、「広大な領域を完全に破壊する」イメージから「壊滅的」と覚えると分かりやすいです。

  • スペルのポイントは「deva-sta-ting」。

  • 「devil(悪魔)」に通じるような怖いイメージで「壊滅的な」というふうに連想して覚えるのも一つの手です。


「devastating」は、一度覚えるとニュースや会話でも頻繁に登場する単語です。子細な意味を押さえておくと、英語力がさらに上がる便利な言葉と言えます。ぜひ使い方をマスターしてみてください。

Sense(1)

(戦争・あらしなどが)荒廃させる,破壊的な

Sense(2)

《話》人を打ちひしぐような;辛らつな,痛列な

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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