Source Word
cod
IPA(Pronunciation)
Explanation
1. 基本情報と概要
単語: cod
品詞: 名詞 (可算名詞・不可算名詞の両方で使われる場合がある)
(1) 意味 (英語)
- Cod: A type of fish commonly found in cold or temperate waters.
(2) 意味 (日本語)
- タラ: 冷たい海や温帯の海域に生息する魚の一種です。
こういう場面で使われる単語です。英語圏の日常会話やレストランのメニューなどでよく見かけます。たとえば「cod and chips」はイギリスの代表的な料理です。
(3) 活用形
- 名詞のため、基本的に直接的な活用形はありませんが、単数・複数を区別せず「cod」をそのまま用いることが多いです。
- 例: “I caught a large cod.” (単数) / “They caught five cod yesterday.” (複数)
- 例: “I caught a large cod.” (単数) / “They caught five cod yesterday.” (複数)
- 「cods」という形で複数扱いする文献もありますが、日常では「cod」が単複同形として広く使われます。
(4) 他の品詞になった例
- 動詞 (“to cod”): もともとイギリス英語で「だます、からかう」という古い口語的な用法がありましたが、現在ではあまり一般的ではありません。また、別の語として “COD” (Cash On Delivery) が略称として存在しますが、これは名詞・形容詞的に使われることがあります。
(5) CEFRレベルの目安
- B1(中級): 一般的な魚の名前を知っていれば理解しやすい単語ですが、あまり頻繁には出てこないかもしれません。ただし、英語圏で生活したり、料理や食材に興味がある場合には、日常的に見聞きする単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「cod」は非常に短い単語で、はっきりした接頭語・接尾語はありません。語幹として “cod” そのものが存在します。
派生語・類縁語
- “codfish”: 「タラ」を意味する少し長めの言い方ですが、あまり頻繁には使われません。ほぼ “cod” と同義です。
- “codling”: 若い(小さな)タラを指す言い方ですが、料理用語としてもたまに見かけます。
よく使われるコロケーション(共起表現)と関連フレーズ(10個)
- salted cod(塩漬けタラ)
- dried cod(干しタラ)
- fresh cod(新鮮なタラ)
- cod fillet(タラの切り身)
- cod roe(タラコ)
- cod liver oil(タラ肝油)
- Atlantic cod(大西洋産のタラ)
- cod and chips(タラのフィッシュ&チップス)
- cod population(タラの個体数)
- cod fishery(タラ漁場/タラの漁業)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「cod」の語源は古英語の “codd” に遡りますが、はっきりとした由来はあまり残っていません。中世からヨーロッパ各地で食用として広く知られていました。
ニュアンスや使用時の注意点
- 料理や飲食に関する文脈で頻繁に使われ、特にイギリスや北ヨーロッパでは人気の魚です。「cod」は料理名でもよく見られるため、レストランのメニューを読む際に重要です。
- 日常的なカジュアルな会話、あるいはレストランや市場などで比較的フォーマルに使われるどちらのシーンでも問題なく通じます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞の可算・不可算:
- 「可算」としては“一匹のタラ”という具体的な個体や料理として言及する文脈で使います。
- 例: “He caught a cod off the coast of Maine.”
- 例: “He caught a cod off the coast of Maine.”
- 「不可算」としては“タラの肉”という抽象的な食材として扱う文脈で使われます。
- 例: “We ate cod for dinner.”
- 例: “We ate cod for dinner.”
- 「可算」としては“一匹のタラ”という具体的な個体や料理として言及する文脈で使います。
- 文脈による形:
- 単複同形で「cod」と呼ぶのが一般的です。文献によっては“cods”と書かれることもあります。
一般的な構文例
- “I bought some fresh cod at the market.”
- “Cod is a staple in many seafood cuisines.”
イディオム
- 独自のイディオムとして有名なものは少ないですが、“cod and chips”はイギリスを代表する料理として半ば慣用的な表現です。カジュアルな文脈でもフォーマルなメニューにも登場します。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I’m thinking of making cod for dinner tonight. Do you like it grilled?”
(今夜はタラを夕飯に作ろうと思うんだけど、グリルは好き?) - “The fishmonger said the cod is especially fresh today.”
(魚屋さんが、今日はタラが特に新鮮だと言ってたよ。) - “Could you pass me the cod fillet from the fridge?”
(冷蔵庫にあるタラの切り身を取ってもらえる?)
(2) ビジネス(会議や商談)での例文
- “Our company is considering expanding its cod production to meet global demand.”
(我が社は世界的需要に応えるため、タラの生産拡大を検討しています。) - “We should analyze the sustainability of cod fisheries in this region.”
(この地域におけるタラ漁業の持続可能性を分析すべきです。) - “Market trends show an increased preference for salted cod products in Eastern Europe.”
(市場動向によると、東欧では塩漬けタラ製品の需要が高まっています。)
(3) 学術的な文脈での例文
- “The Atlantic cod population has declined significantly due to overfishing.”
(大西洋のタラの個体数は乱獲により大幅に減少しました。) - “Researchers compared the growth rates of wild cod and farmed cod.”
(研究者たちは天然のタラと養殖のタラの成長率を比較しました。) - “Cod liver oil has been studied for its potential health benefits in reducing inflammation.”
(タラ肝油は炎症を抑える可能性のある健康効果について研究されています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “haddock” (ハドック)
→ タラに似た白身魚で、イギリス料理にもよく使われます。味や大きさがやや異なる。 - “pollock” (スケトウダラ)
→ タラ科の魚で、かまぼこなどの原料に使われることも多いです。 - “whitefish” (白身魚)
→ 一般的に白身魚を総称して言うときに使われます。
反意語
- 魚ではありませんが、単に“red meat” (赤身肉) が対照的に扱われることがあります。魚と肉という意味で相反するカテゴリです。
使い分けのニュアンス
- “cod” は特にタラという種に限定するため、白身魚であればどれでもいいという場合は “whitefish” などを使います。
- “pollock” は安価で手に入りやすい、やや淡泊な味の白身魚というイメージがありますが、 “cod” はもっと汎用的で高級感のある場合もあります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /kɑːd/ (口をやや大きく開く “カー” の音に近い)
- イギリス英語: /kɒd/ (短めの “オ” に近い音)
強勢(アクセント)の位置
- 一音節語なので特にアクセントは目立ちませんが、頭の “c” に強めの音が置かれる感覚です。
よくある発音の間違い
- “cod” を “code” (/koʊd/) のように長い母音で発音してしまう場合。スペリングと音をしっかり対応づけて覚えるとよいでしょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “cod” を “cold” や “could” と混同する例が多いです。
- 文字数が少ないため余計に紛らわしいので要注意です。
- “cod” を “cold” や “could” と混同する例が多いです。
- 同音異義語
- “cod” と同音異義語は一般的にはありませんが、アクセントの違いで “caught” (コート) と混同する学習者もいます。
- “cod” と同音異義語は一般的にはありませんが、アクセントの違いで “caught” (コート) と混同する学習者もいます。
- 試験対策
- TOEICや英検などではあまり出題頻度の高い単語ではありませんが、食品や栄養学分野、ビジネスの輸出入情報などの長文で登場する可能性があります。
- 和英翻訳問題やリスニングの際には押さえておくと役立ちます。
- TOEICや英検などではあまり出題頻度の高い単語ではありませんが、食品や栄養学分野、ビジネスの輸出入情報などの長文で登場する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “COD” を「Cash On Delivery (代金引換)」として覚えている人も多いかもしれませんが、魚の “cod” はそれとは別物です。
- 短い単語なので、 “cod = タラ” と一対一でリンクさせてイメージしやすいです。
- イギリスの“fish and chips”と言えば“cod”が定番、というストーリーで覚えると混乱しません。
- スペリングと発音を同時に意識して、 /kɒd/ (英) /kɑːd/ (米) の短い音をイメージしながら覚えると定着しやすいでしょう。
以上が「cod(タラ)」に関する詳細解説です。短い単語ですが、料理や日常会話、ビジネス、学術的な文脈で意外と重要な単語ですので、ぜひこの機会にしっかり身につけてください。
Meaning Image
Sense(1)
=codfish 1