よじ登る人,登山者 / はい登り植物(ツタなど);(キツツキなど)樹幹をよじ登る鳥 / 《複数形で》登攀(とうはん)補助用具(climbing ironsなど)
climber
よじ登る人,登山者 / はい登り植物(ツタなど);(キツツキなど)樹幹をよじ登る鳥 / 《複数形で》登攀(とうはん)補助用具(climbing ironsなど)
1. 基本情報と概要
単語: climber
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): a person (or thing) that climbs
意味(日本語): 登る人(または登るもの)
「climber」は「山や壁などをよじ登る人、また植物の場合は、つる性の植物」を指す単語です。たとえば「rock climber(ロッククライマー)」などと使い、登山家や登ることを好む人を表すときに用いられます。日本語でいう「登山家」「クライマー」や、「よじ登る人」といったニュアンスで、アクティブに登るイメージが強い単語です。
活用形
- 単数形: climber
- 複数形: climbers
※動詞としての「climb」が原形で、「climb - climbed - climbed」(過去形・過去分詞形)、「climbing」(現在分詞形) があります。
※動詞「climb」から派生した名詞なので、他の品詞としては形容詞形はなく、動詞形を使う場合は「climb」を使います。
CEFRレベル:B1(中級)
日常会話でも比較的よく出てくる単語で、中級レベルの英語学習者が把握しておきたい単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: climb(登る)
- 接尾語: -er(「~する人」という意味を加える接尾語)
「climb(登る)」に「-er」がついて「登る人」を意味します。
派生語としては、以下のようなものがあります。
- climb (動詞): 登る
- climbing (動名詞/形容詞的用法): 登ること/登る用の
- climber(名詞): 登る人
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- rock climber (ロッククライマー)
- mountain climber (山岳クライマー、登山家)
- avid climber (クライミング熱心な人)
- novice climber (初心者クライマー)
- skilled climber (熟練クライマー)
- free climber (フリークライミングをする人)
- indoor climber (インドアの壁などでクライミングをする人)
- career climber (出世を目指す人・社会的に上昇しようとする人の比喩的用法)
- social climber (社会的地位を上げようとする人)
- plant climber (つる植物)
3. 語源とニュアンス
語源
「climb」という動詞は古英語の “climban” に由来し、「よじ登る」という意味がありました。そこから、行為者を表す接尾語「-er」が付いて「登る人」という意味の climber になりました。
ニュアンス・使用時の注意
- 物理的に山や岩、壁をよじ登る人を指すのが最も一般的な意味です。
- 比喩的に「社会的、経済的地位などを上りつめようとする人」の意味でも使われることがあります(例: social climber)。
- 比較的カジュアルな日常会話でも使えますが、文脈によってはフォーマルな文書でもOKです。若干スポーツ・アウトドアの印象が強くなります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun): climber → climbers
- 文中での使い方: 通常は「He is a skilled climber.」のように、冠詞 (a/an, the) を伴って主語や補語になります。
- イディオムとしては直接「climber」が入るものは多くありませんが、「social climber」はビジネスや社会的文脈で使われる比喩的表現としてよく知られています。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“My brother is a serious rock climber and goes to the mountains every weekend.”
- 「私の兄は本格的なロッククライマーで、毎週末山に行っています。」
“Are you a new climber? I can give you some beginner tips.”
- 「クライミングを始めたばかり? 初心者向けのコツを教えられるよ。」
“She’s an indoor climber but plans to try real rock walls soon.”
- 「彼女はインドアのクライミングをしているけど、近いうちに本物の岩壁に挑戦するつもりなんだ。」
(2) ビジネスシーンでの例文
“John is seen as a career climber, always networking to land a better position.”
- 「ジョンは出世を目指すタイプとして見られていて、より良い職につくためにいつも人脈作りをしている。」
“Our CEO was once just a novice climber in this industry but worked his way up.”
- 「私たちのCEOはかつてはこの業界で駆け出しのクライマー(新人)だったけど、努力して上り詰めたんだ。」
“A social climber might sometimes compromise personal relationships for status.”
- 「社交的地位を求める人は、地位のために人間関係を犠牲にすることもある。」
(3) 学術的な文脈での例文
“Researchers conducted a study on the physiological impact of high-altitude environments on climbers.”
- 「研究者たちは、高地環境がクライマーに与える生理学的影響についての研究を行いました。」
“The guidebook mentioned a genetic advantage among certain populations of mountain climbers.”
- 「そのガイドブックでは、山岳地帯の特定の集団には山登りにおける遺伝的優位性があると述べられていました。」
“Studies on plant climbers focus on how vines adapt to different structures for support.”
- 「つる植物に関する研究では、さまざまな構造を支えにしてどのように適応していくかに焦点が当てられています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
mountaineer (登山家)
- 「mountaineer」は山登りをする人を強調する単語。より「本格的な登山家」というニュアンス。
alpinist (アルピニスト)
- アルプスなど本格的登山をする人を指すことが多く、専門性やプロ意識が強い。
hiker (ハイカー、徒歩旅行者)
- 「climber」よりも「歩く(ハイキングする)」という意味が強く、必ずしも岩場をよじ登るとは限らない。
scaler (よじ登る人)
- 日常ではあまり使われませんが、「scaler」は壁などをよじ登るイメージ。映画や物語の文脈で登場する場合があります。
反意語
- 特に明確な反意語は存在しませんが、「descender(降りる人)」は対比的な言葉としてごく稀に使います。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈklaɪ.mər/ (イギリス英語), /ˈklaɪ.mɚ/ (アメリカ英語)
- アクセント位置: 最初の音節 “climb” にアクセントが来ます (CLAIM-er のような響き)。
- アメリカ英語 / イギリス英語の違い: 語尾の /ər/ (アメリカ英語) と /ə/ (イギリス英語) の発音にやや違いがあります。
- よくある発音の間違い: climb の b を発音しないように注意しましょう。「クライマー」と、bは発音しません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: clamper, climper などと誤記する場合があるので注意。
- 発音の誤り: “climb” の b を無理に発音してしまう。正しくは「クライム」、それに「-er」が付いて「クライマー」。
- 同音異義語との混同: 特に類似単語は多くありませんが、「clime(気候)」とはつづりが似ているので混同に注意。
- 資格試験での出題傾向: “climber” 単体での出題は少ないですが、文章中で「mountain climber」や「social climber」として出題されることがあります。文脈から意味を推測できるようにしておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: “climb(登る)”+“er(~する人)” →「登る人」。
- スペリングのポイント: “climb” の最後の b は発音しないが、スペリングからは省略しない。
- 覚え方のコツ: 「登山用品メーカーやスポーツブランドのロゴに『climb』という単語が入っていたりする」というイメージを使うと記憶しやすいかもしれません。
- 勉強テクニック: 動詞 “climb” と一緒にセットで覚える。「to climb(登る)」ができる人 → “climber”。
以上が “climber” の詳細解説です。ぜひ日常会話や文書で使ってみてください。
よじ登る人,登山者
はい登り植物(ツタなど);(キツツキなど)樹幹をよじ登る鳥
《複数形で》登攀(とうはん)補助用具(climbing ironsなど)