Source Word
camp
IPA(Pronunciation)
Explanation
1. 基本情報と概要
単語: camp
品詞: 動詞 (ただし名詞としても使われる)
意味(英語): “To stay or live outdoors, often in a tent or temporary shelter.”
意味(日本語): 「テントなどを使って野外に泊まる、あるいは一時的に野外で生活すること。」
「外でテントを張って寝泊まりする」というシンプルなイメージの動詞です。普段の使い方としては「どこどこでキャンプをする」という状況でよく用いられます。
CEFRレベルの目安としてはB1(中級)程度で学習されることが多い単語です。
活用形
- 原形: camp
- 三人称単数現在: camps
- 現在進行形/動名詞: camping
- 過去形/過去分詞形: camped
他の品詞形
- 名詞: a camp(キャンプ場、キャンプ生活)
例: “They set up their camp by the river.” - 形容詞的に使われる形: campy(俗語的に「わざとらしい」「キッチュで派手な」などの意味)
2. 語構成と詳細な意味
- camp は単独の語根で、接頭語や接尾語が付いているわけではありません。
- 名詞としての “camp” は「野営地」「キャンプ場」「収容所」など多様な意味を持ちますが、動詞としては「キャンプをする」という単一の意味が中心です。
- 関連語や派生語:
- camper: キャンプをする人またはキャンピングカーのこと
- campground / campsite: キャンプ場
- encamp: (文語的・やや古風)テントを張る、宿営する
- camper: キャンプをする人またはキャンピングカーのこと
よく使われるコロケーション(10例)
- camp out「外で野宿する」
- camp overnight「一晩キャンプする」
- go camping「キャンプに行く」
- set up camp「キャンプを設営する」
- break camp「キャンプを畳む/撤収する」
- camp by the lake「湖のそばでキャンプする」
- camp in the wilderness「荒野でキャンプする」
- camp for free「無料でキャンプする(無料のキャンプ場を利用する)」
- camp in a caravan「キャンピングカーでキャンプする」
- camp with friends「友達と一緒にキャンプする」
3. 語源とニュアンス
- 語源: 中世フランス語 “camp” → ラテン語 “campus”(「平原」「野原」)から派生しました。もともとは「野原」や「平地」で宿営することを指していました。
- ニュアンス: 現在は「趣味としてのキャンプ」から「野宿」まで幅広く使われる言葉です。カジュアルな印象で、日常会話やちょっとしたアウトドアの文脈でよく使われます。
- 使用シーン: 友達との会話やSNS、旅行・アクティビティ情報など、ほぼカジュアルな context でよく登場しますが、物理的に宿営する軍事用語としてややフォーマルに使われる場合もあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 自動詞としての用法
例: “We camped by the river.”(私たちは川のそばでキャンプをした)
通常、場所や期間を補足して「どこそこでキャンプする」のように使います。 - 他動詞的に使われる例はほとんどありませんが、古い表現または比喩的に “to camp oneself” のような形でまれに使われることがあります。現代英語では非常に限定的です。
- 構文例:
- “camp + 場所”
- “camp + 時間表現”
- “camp out + (副詞句)”
- “camp + 場所”
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “We’re going to camp by the lake this weekend.”
(今週末、湖のそばでキャンプするんだ。) - “Have you ever camped in the mountains?”
(山でキャンプをしたことある?) - “I love camping because it helps me relax away from the city.”
(都会から離れてリラックスできるから、キャンプが大好きなんだ。)
ビジネスシーンでの例文
- “Our team decided to have a bonding session and camp overnight.”
(チームの親睦会として一晩キャンプをすることにしました。) - “We’ll need to plan carefully if we want to camp during the company retreat.”
(社外研修としてキャンプをするなら、しっかり計画を立てる必要がある。) - “Camping can be a great way to foster teamwork and communication.”
(キャンプはチームワークとコミュニケーションを深めるのに良い方法かもしれません。)
学術的・フォーマルな文脈での例文
- “Archaeologists discovered evidence suggesting that ancient people camped in this region.”
(考古学者たちは、古代人がこの地域に野営していたことを示す証拠を発見した。) - “During the field research, the team camped at various locations to observe wildlife.”
(フィールド調査の間、チームは野生生物を観察するために各地でキャンプをした。) - “The military forces camped near the border to secure the area.”
(軍隊は地域の安全を確保するため、国境付近に宿営した。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- bivouac(ビバークする)
- 山岳・軍事などの文脈で用いることが多く、ややフォーマル・専門的。
- 山岳・軍事などの文脈で用いることが多く、ややフォーマル・専門的。
- stay outdoors(野外に滞在する)
- 意味は似ますが、“camp” のように「テントを張る」「キャンプ用具を使う」のニュアンスは薄い。
- 意味は似ますが、“camp” のように「テントを張る」「キャンプ用具を使う」のニュアンスは薄い。
- encamp(宿営する)
- 文章や軍事用語として使われることが多く、日常会話ではあまり使われない。
- 文章や軍事用語として使われることが多く、日常会話ではあまり使われない。
反意語
- stay in a hotel(ホテルに泊まる)
- live indoors(室内で暮らす)
これらは“camp”の反対の行動を表すフレーズとして参考になります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /kæmp/
- アメリカ英語 / イギリス英語: 基本的に両方とも /kæmp/ で、音の違いは大きくありません。
- アクセント: 1音節語なので、アクセントは特に意識する必要はありませんが、/æ/ の発音に注意してください。
- よくある間違い: /ɑː/ (car のような音) と混同しやすい学習者もいるので、口を横に開いて “æ” の音をしっかり出す練習が重要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “camp” を “campy” と混同しないように注意。 “campy” は「わざとらしい」「おかしなほど派手な」という全く別の意味になります。
- 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、 “came” とか “cap” など似た短い単語と混乱しないようにしましょう。
- 試験対策: TOEICなどの試験では、動詞の活用形(camp-camped-camping など)や、 “set up camp” のようなフレーズがリスニングやリーディング問題で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「キャンプはフィールド(campus)にテントを張るイメージ」と関連づけると覚えやすいかもしれません。
- “camp” の “-amp” は “lamp”, “stamp” のように /æmp/ と発音する語群と同じ音です。
- 実際にキャンプをしながら単語を意識すると、体験と結びついて記憶しやすくなります。
これで動詞の “camp” についての詳細解説は以上です。アウトドア好きの方や英語学習者にとって、ぜひ活用したいシンプルながら応用範囲の広い動詞です。
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