Grammars(256)
We are ... (疑問文・否定文含む)
「私たちは~です。」を表すWe are ~.
以下では、「We are ~」を使った表現について、疑問文・否定文も含めてより詳しく解説します。
1. 「We are ~」とは?
- 主語が「we(私たち)」のとき、現在形のbe動詞は「are」を使います。
- 「We are ~」は「私たちは~です」という意味を表す、もっとも基本的な文型です。
例文
- We are students.
(私たちは学生です。) - We are ready.
(私たちは準備ができています。)
2. 疑問文(Are we ~?)
2-1. 疑問文の作り方
- be動詞を文頭に置くことで疑問文を作ることができます。
- 「We are ~」から「are」を先頭に出し、「Are we ~?」とすれば「私たちは~ですか?」という意味になります。
例文
- Are we late?
(私たちは遅れていますか?) - Are we ready?
(私たちは準備ができていますか?)
2-2. 答え方の例
- Yes, we are.(はい、そうです。)
- No, we aren’t.(いいえ、そうではありません。)
3. 否定文(We are not ~)
3-1. 否定文の作り方
- 「We are ~」に「not」を加えて「We are not ~」とすることで、「私たちは~ではありません」の意味を表せます。
- 短縮形では「We are not」の代わりに「We aren’t」や「We’re not」と書くことができます。
例文
- We are not hungry. / We aren’t hungry.(私たちはお腹が空いていません。)
- We are not ready. / We’re not ready.(私たちは準備ができていません。)
4. まとめ
- 「We are ~」は「私たちは~です」という意味を表す基本的な言い方です。
- 疑問文にする時は「Are we ~?」にして「私たちは~ですか?」と尋ねます。
- 否定文にする時は「We are not ~」か「We aren’t ~」を使って「私たちは~ではありません」と言います。
- 短縮形を使った方が日常会話では自然に聞こえることが多いです。
このように、be動詞を正しく使い分けることで、英語で「私たちは~です」「私たちは~ですか?」「私たちは~ではありません」と表現することができます。ぜひ会話や文章で積極的に使ってみてください。
They are ... (疑問文・否定文含む)
「彼ら(それら)は~です。」を表すThey are ~.
以下では、「They are ...」の基本的な使い方を、疑問文や否定文を含めて詳しく解説します。
1. 「They are ...」の基本的な意味
英語で「~です」と表現するときは、be動詞(is / am / are)の現在形を使います。
「They are ...」は直訳すると「彼ら(それら)は~です」という意味で、主語が複数(人や物など、1つではない)のときに使われる形です。
- 例)They are students.(彼らは学生です)
- 例)They are cars.(それらは車です)
「They」は人だけでなく、複数の物や動物を指すときにも使うので、文脈によって「彼ら」「彼女たち」「それら」などと訳すことができます。
2. 疑問文「Are they ... ?」
構造
They are ... の文を疑問文にする場合は、be動詞(are)を文頭に置きます。
- Are they ... ?
例文
Are they students?
(彼らは学生ですか?)Are they ready?
(彼らは準備ができていますか?)
ポイント
- 疑問文では、文頭に「Are」を置くことを忘れないようにしましょう。
- 疑問の答えとしては「Yes, they are.」または「No, they aren’t.」のように答えます。
3. 否定文「They are not ...」
構造
They are ... の文を否定文にするには、be動詞のすぐ後ろに「not」を入れます。
- They are not ...
もしくは省略形「They aren’t ...」「They’re not ...」もよく使われます。
例文
They are not students.
(彼らは学生ではありません)They aren’t ready.
(彼らは準備ができていません)
ポイント
- 「They are not ...」を略して「They aren’t ...」「They’re not ...」と書く場合があります。どちらでも意味は同じです。
4. 省略形
They are は会話やカジュアルな文章で省略形「They’re」と書かれたり発音されたりします。
- They’re students.(彼らは学生です)
否定形も同様に、
- They aren’t ...
- They’re not ...
と省略した形で使われることが多いです。
5. まとめ
肯定文: They are + 名詞 / 形容詞
- 例)They are happy. / They are friends.
- 例)They are happy. / They are friends.
疑問文: Are they + 名詞 / 形容詞 ?
- 例)Are they happy? / Are they friends?
- 例)Are they happy? / Are they friends?
否定文: They are not + 名詞 / 形容詞.
- 例)They are not happy. / They aren’t friends.
- 例)They are not happy. / They aren’t friends.
複数を主語にするときは、必ず「They are」を使用します。疑問文や否定文を作るときにbe動詞の位置やnotの入れ方をしっかり覚えておきましょう。
以上が「They are ...」の基本的な使い方です。疑問文や否定文でもbe動詞(are)の位置に注意しながら、会話や文書で活用してみてください。
my/our/your/his/her/its/their+名詞
代名詞(所有格)+名詞
以下では、「my/our/your/his/her/its/their + 名詞」の用法について、より詳しく、わかりやすく解説します。
1. 所有格(形容詞的代名詞)とは?
英語には「所有」を表す形で使われる代名詞がいくつか存在します。そのうち、名詞の前に置かれて「形容詞的(修飾語)」な役割を果たすものを、一般的に「所有格 (possessive adjectives または possessive determiners)」と呼びます。これらは日本語では「〜の」と訳されることが多く、後ろの名詞と結びつき、「誰(何)のものか」を示す役目を持ちます。
| 人称 (主語) | 所有格 (形容詞的代名詞) | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| I (私) | my | 私の |
| we (私たち) | our | 私たちの |
| you (あなた/あなたたち) | your | あなた(たち)の |
| he (彼) | his | 彼の |
| she (彼女) | her | 彼女の |
| it (それ) | its | それの |
| they (彼ら/彼女ら/それら) | their | 彼ら(彼女ら/それら)の |
2. 使い方のポイント
名詞の前に置くこと
所有格は必ず名詞を修飾するため、名詞の直前に置きます。例:- my book (私の本)
- your bag (あなたのカバン)
- their house (彼らの家)
- my book (私の本)
所有者が誰(何)なのかを示す
「所有格」自体は「誰のものか」を示す言葉です。例えば“my”は私が持っているもの、“his”は彼が持っているもの、といった具合です。主語とは一致しないケースもある
主語が「I」であっても、正確に状況を示したい場合、所有格は“I”以外になることがあります。例えば「彼のカバン(= his bag)は私のものよりも大きい」と言いたいとき、文の主語が何であっても、彼のカバンは “his bag” と表します。「所有格」と「所有代名詞(mine, yours, his, hers, etc.)」の違い
- 所有格 (形容詞的代名詞): 必ず後ろに名詞が来る
例: my book, your car, his house - 所有代名詞: 名詞を含まず、単独で使える
例: mine (私のもの), yours (あなたのもの), his (彼のもの)
- 所有格 (形容詞的代名詞): 必ず後ろに名詞が来る
3. 例文で確認しよう
My computer is very fast.
(私のコンピューターはとても高速です)
→ “my”が後ろの名詞“computer”を修飾して「私の」と所有を示しています。Our teacher gave us homework.
(私たちの先生が私たちに宿題を出しました)
→ “our”は“teacher”を修飾し、「私たちの先生」を表しています。Is this your pen?
(これはあなたのペンですか?)
→ “your”が“pen”を修飾し、「あなたのペン」を示します。He forgot his wallet at home.
(彼は財布を家に忘れました)
→ “his”が“wallet”を修飾し、「彼の財布」を表します。They brought their friends to the party.
(彼らはパーティーに友人たちを連れてきました)
→ “their friends”で「彼らの友人たち」を示しています。
4. まとめ
- 「my/our/your/his/her/its/their + 名詞」は、所有者が誰であるかを示す「所有格(形容詞的代名詞)」です。
- 名詞の直前に置かれ、その名詞に対して「〜の」という意味を付与します。
- 主語になる代名詞(I, we, you など)とは別に、所有関係を表すために使われるので、文脈に合わせて使い分けることが大切です。
- 所有格を使う場合、必ず後ろに「名詞」が続く点も押さえましょう。
これらを意識すると、英語の文章で誰のものかを明確に表す際に、スムーズに使いこなせるようになります。ぜひ、日常会話や英文作成で練習してみてください。
me/you/us/him/her/them
代名詞(目的格)
以下では、代名詞の目的格(me / you / us / him / her / them)について、より詳しくわかりやすい形で解説します。
代名詞の目的格とは?
目的格(object pronouns) とは、文中で「動作を受ける立場」にある代名詞を指します。たとえば、以下の文を見てみましょう。
He saw me.
(彼は私を見た。)
この場合の “me” が目的格の代名詞です。「me」は「I(私は)」の目的格バージョンと考えるとわかりやすいです。
目的格の形
英語の代名詞には、主格(主語として使われる形)と目的格(目的語として使われる形)があり、形が変化します。以下が目的格の代表的な形です。
| 主格 | 目的格 | 意味 |
|---|---|---|
| I | me | 私は → 私を |
| you | you | あなたは → あなたを(単数・複数とも同形) |
| we | us | 私たちは → 私たちを |
| he | him | 彼は → 彼を |
| she | her | 彼女は → 彼女を |
| they | them | 彼ら・彼女ら等は → 彼ら・彼女ら等を |
※ “you” は主格も目的格も同じ形ですが、文中での役割によって見分けます。
目的格が使われる場面
目的格は、主に以下のような文中の「目的語」の位置で使われます。
動作の対象
動詞のあとに来る「〜を」「〜に当たる部分」が目的格になります。- 例:He helped me. / They found her. / We invited them.
前置詞のあと
前置詞(to, for, with, at, in など)の直後にくる代名詞は目的格が使われます。- 例:The gift is for you. / I spoke with him. / We went with them.
文例での確認
He gave me a book.
- “me” が目的格。「彼は“私に”本を与えた」となり、ここでは “me” が動作(give)の受け手になります。
We saw them at the park.
- “them” が目的格。「私たちは公園で“彼ら/彼女ら”を見かけた」という意味です。
She told us the news.
- “us” が目的格。「彼女は私たちにニュースを知らせてくれた」となります。
I talked to her yesterday.
- “her” は “she” の目的格。「私は昨日“彼女に”話した」という意味です。
まとめ
- 代名詞の目的格とは、文中で動作や作用を「受ける役割」を担う代名詞です。
- 代表的な目的格は、me / you / us / him / her / them。
- 動詞の直接の目的語や前置詞のあとに登場するのが特徴です。
- 例文を多く読む・書くことで自然に身につきます。
目的格をしっかりと把握しておくと、英語での表現力が格段にアップします。様々な例文を使って練習してみてください。
This/That is ... (疑問文・否定文含む)
「これは/あれは~です。」を表すThis/That is ~.
以下では、「This / That is ...」構文の使い方を、疑問文・否定文を含めてより詳しく解説します。Markdown形式でまとめていますので、学習の参考にしてください。
1. 基本の形:This / That is ...
英語で「~です」と言う場合は、現在形のbe動詞(am / are / is)を使います。「これは~です」「あれは~です」という意味を表すときには、次のように言います。
- This is + 名詞.
→ 「これは~です。」 - That is + 名詞.
→ 「あれは~です。」
例文
- This is a book.
→ (近くにあるものを指して)「これは本です。」 - That is my bag.
→ (少し離れた場所にあるものを指して)「あれは私のカバンです。」
2. 「This」と「That」の違い
This
話し手から見て「近い場所にあるもの」を指し示すときに使います。「これ」「こちら」と訳せることが多いです。That
話し手から見て「遠い場所にあるもの」を指し示すときに使います。「あれ」「そちら」「あちら」と訳せることが多いです。
英語では、話し手との距離感や指し示す対象が重要になるので、どちらを使うかを意識すると自然な表現ができます。
3. 疑問文:Is this / that ... ?
形の作り方
be動詞(is)の場合、疑問文は 主語 (this / that) と is の位置を入れ替えればOKです。
- 肯定文: This is + 名詞.
疑問文: Is this + 名詞?
肯定文: That is + 名詞.
疑問文: Is that + 名詞?
例文
- Is this your pen?
→ 「これはあなたのペンですか?」 - Is that a cat?
→ 「あれは猫ですか?」
疑問文を作る際のポイントは、先頭にisが来るということです。また、答えるときには次のように返せます。
- Yes, it is.(はい、そうです。)
- No, it isn't.(いいえ、ちがいます。)
4. 否定文:This / That is not ...
形の作り方
be動詞の後ろに not を入れて否定を表します。
- 肯定文: This is + 名詞.
否定文: This is not + 名詞.
肯定文: That is + 名詞.
否定文: That is not + 名詞.
省略形(短縮形)では is not が isn't になり、カジュアルな表現でよく使われます。
例文
- This is not my wallet. (This isn't my wallet.)
→ 「これは私の財布ではありません。」 - That is not your car. (That isn't your car.)
→ 「あれはあなたの車ではありません。」
5. その他のポイント
主語が複数の場合
「This(That)is...」は基本的に単数形を指します。複数形を指す場合は be動詞の are を使って「These(Those)are...」となるので、対象が1つか複数かを確認してください。- These are my books. (これらは私の本です。)
- Those are my friends. (あちらは私の友人たちです。)
- These are my books. (これらは私の本です。)
疑問文で使う疑問詞
疑問詞(What, Who, Where など)を使いたい場合は、疑問詞 + is + this/that + ...? の形になります。- What is this? (これは何ですか?)
- Who is that man? (あの男性は誰ですか?)
- What is this? (これは何ですか?)
答えるときの代名詞
質問に答えるとき、「It」は前に出てきた単数のものを受けるためによく使われます。- Q: Is this your pen?
A: Yes, it is. / No, it isn't.
- Q: Is this your pen?
まとめ
- 「This / That is ...」を使えば、簡単に「これは~です」「あれは~です」を表現できる。
- 疑問文は Is this(that) ...?、否定文は This(that) is not ... として作る。
- 「This」と「That」は、話し手との距離(近い / 遠い)によって使い分ける。
- 短縮形や答え方も合わせて覚えておくと便利。
ぜひ上記のポイントを押さえながら、「This / That is ...」の使い方をマスターしてください。学習の際に、実際に声に出して練習したり、身の回りのものを指さして英文を作ったりすると、より身につきやすくなります。
It is ... (疑問文・否定文含む)
「それは~です。」を表すIt is ~.
「It is ...」の使い方をより詳しく解説
英語で「〜です」と言いたいときには、基本的にbe動詞(am / is / are)の現在形を用います。ここでは、その中でも「It is ...」の形と、疑問文・否定文の作り方を詳しく見ていきましょう。
1. 肯定文:It is ~
- 「それは〜です。」と言いたい場合は、
It is + 形容詞 / 名詞.
の形を使います。 - 「It」は、物や動物、状況などを指すときによく使われる主語です。具体的な名詞や状況を指す場合、「これは〜」「あれは〜」といった日本語の感覚に近いイメージです。
例文:
- It is a pen.(それはペンです。)
- It is new.(それは新しいです。)
- It is sunny today.(今日は晴れています。)
短縮形「It's」について
会話やカジュアルな文脈では、It is を It's と短縮した形が頻繁に使われます。意味はまったく同じなので、シチュエーションによって使い分けるようにしましょう。
- It's a pen.
- It's sunny today.
2. 疑問文:Is it ~?
- 疑問文にしたい場合は、主語「it」とbe動詞「is」の位置を入れ替えます。
Is it + 形容詞 / 名詞 ~ ? - 「Is it ~ ?」は、それが本当にそうなのかを尋ねるときによく使います。
例文:
- Is it a pen? (それはペンですか?)
- Is it important? (それは重要ですか?)
- Is it cold outside? (外は寒いですか?)
3. 否定文:It is not ~.
- 否定文にするときは、be動詞のあとに「not」を入れます。
It is not + 形容詞 / 名詞. - 「It is not ~」を短縮すると、「It isn’t ~」「It’s not ~」という形がよく使われます。
例文:
- It is not a pen.(それはペンではありません。)
- It is not true.(それは本当ではありません。)
- It is not sunny today.(今日は晴れていません。)
また、短縮形では以下のようになります。
- It isn’t a pen.
- It’s not a pen.
4. まとめ
- 肯定文: “It is ...” → “It is a pen.” / “It is sunny.”
- 疑問文: “Is it ...?” → “Is it a pen?” / “Is it sunny?”
- 否定文: “It is not ...” → “It is not a pen.” / “It is not sunny.”
「It」は物や動物、天候、状況などを表すときの便利な主語です。さらに会話では短縮形(It’s、Isn’t)も頻繁に使われるため、ぜひ一緒に覚えましょう。
this/that+名詞
形容詞としてのthis/that
以下では、this
と that
が名詞を修飾する場合と単独で名詞の役割を果たす場合について、詳しく解説します。
1. 「this」「that」の基本的な使い方
● 距離感・心理的な近さ
this は話し手から近いもの、または心理的に身近に感じているものを指すときに使います。
例:- “This is my pen.” (これは私のペンです)
- “This plan seems promising.” (この計画はうまくいきそうです)
- “This is my pen.” (これは私のペンです)
that は話し手から遠いもの、または心理的に距離がある・少し離れて感じるものを指すときに使います。
例:- “That is my friend’s house.” (あれは私の友人の家です)
- “That idea might be worth exploring.” (あのアイデアは検討する価値があるかもしれません)
- “That is my friend’s house.” (あれは私の友人の家です)
● 名詞として(代名詞的用法)
- this や that が単独で “これ”、“あれ”、“それ” といった意味を持ち、名詞のように働きます。特に文の主語や目的語になれるのが特徴です。
例:
- “This is delicious.” → これは美味しい
- “I don’t like that.” → あれは好きではない
● 形容詞として(限定詞用法)
- this + 名詞、that + 名詞 という形では、「この~」「あの~」という意味になります。名詞を直接修飾する役割を担います。
例:
- “This book is interesting.” → この本は面白い
- “That car is expensive.” → あの車は高い
2. 例文で詳しく理解しよう
| 用法 | 英文 | 和訳 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 代名詞 | “This is my phone.” | これは私の電話です | thisが単独で主語になっており、「これ」と訳す |
| 代名詞 | “That belongs to John.” | あれはジョンのものです | thatが単独で主語になっており、「あれ」と訳す |
| 形容詞 | “This phone is new.” | この電話は新しいです | thisが名詞「phone」を修飾し、「この電話」と訳す |
| 形容詞 | “That house is huge.” | あの家はとても大きいです | thatが名詞「house」を修飾し、「あの家」と訳す |
3. 「this」と「that」の使い分けのポイント
物理的な距離
目の前にあるものや手に取れるような距離の場合はthis
を、遠くにあって手の届かない距離の場合はthat
を用いるのが一般的です。心理的な距離
話し手が親近感を持っている物事や、直前に話題に出た内容に対してはthis
を使い、少し前に話題になったことや、自分から少し離れた考え・事柄に対してはthat
を使う場合があります。会話の流れ
新しく話に出た話題を紹介するときはthis
を使って「これから説明する内容」に焦点を当てることが多いです。一方で、過去に出た話題をもう一度指すときや、すでに相手と共有している話題を指し示すときはthat
を使うことが多いです。
4. まとめ
- this/that は、代名詞(名詞の代わり)として使うときは「これ」「あれ(それ)」と訳し、形容詞や限定詞(名詞を修飾する働き)として使うときは「この」「あの(その)」と訳します。
- this は近いものや身近に感じるもの、that は遠いものや少し離れたものを表すのが基本です。
- 会話や文章での流れを意識しながら選ぶと、自然な英語表現になります。
以上が “this/that + 名詞” の詳しい解説です。英会話やライティングで実践的に使う際は、状況や文脈に合わせてどちらを使うべきかイメージしながら活用してみてください。
some/any+名詞
「いくつかの、いくらかの」を表すsome/any
以下の文章は、「some/any + 名詞」の使い方を詳しくわかりやすく解説したものです。さらに具体例を盛り込み、場合による使い分けを整理してみましょう。
1. 基本的な使い方
1-1. 肯定文では “some” を使う
- “some” は「いくつかの」「多少の」「いくらかの」という意味を表すことが多く、肯定文でよく使われます。
例:
- I have some books.
(私は本をいくつか持っています。) - There is some water in the glass.
(コップの中にいくらか水があります。)
1-2. 疑問文・否定文では “any” を使う
- “any” は疑問文や否定文で使われることが一般的です。「何か」「いくらか」「1つも(ない)」のような意味合いを持ち、文の形(疑問・否定)と合わせて使われます。
疑問文の例:
- Do you have any questions?
(何か質問はありますか?)
否定文の例:
- I don’t have any money.
(私はお金を1円も持っていません。)
2. 例外的なケース:疑問文で “some” を使うとき
2-1. 申し出・勧誘など
疑問形でも、「勧める」「提案する」「~はいかがですか?」などの文脈では、答えが「Yes」になることを期待して “some” を使います。
例:
- Would you like some water?
(お水、いかがですか?) - Can I get you some coffee?
(コーヒーをいかがですか?)
これらの場合、「ある程度の量を勧めたい」というニュアンスを込めるため、通常の「疑問文 + any」とは異なり “some” が好まれます。
2-2. 肯定を期待する質問
「相手がきっと持っているだろう」「きっとそうだろう」と思って尋ねるような場合も “some” を使うことがあります。
例:
- Did you buy some food for dinner?
(夕食用に何か食べ物を買いましたか?)
※ 話し手は「食べ物を買ってきてくれたよね?」と期待して聞いているイメージ。
3. “any” を肯定文で使う特別な用法
3-1. 「どれでも」「誰でも」など無制限のニュアンス
“any” は肯定文でも「どれでも」「誰でも」「いつでも」「どんな時でも」という意味を表すときに使われます。
例:
- You can choose any book you like.
(好きな本をどれでも選んでいいですよ。) - Anyone can join the party.
(誰でもそのパーティーに参加できます。)
4. 「some/any + 名詞」に関して覚えておきたいポイント
- “some” → 肯定文で「いくつかの」「いくらかの」
- “any” → 疑問文・否定文で「何か/何も(ない)」
- 疑問文でも「勧める」「申し出る」「Yes を期待する」場合は “some”
- 肯定文で “any” を使う場合は「どれでも」「誰でも」など無制限のニュアンス
5. まとめ
- “some” と “any” は基本的に「漠然とした量や数」を表す語ですが、文の種類(肯定・疑問・否定)や状況(申し出・勧誘、無制限のニュアンス)によって使い分けが変わります。
- 特に質問文で “some” を使うのは、丁寧に相手へ何かを提案したり、相手が肯定してくれるだろうという気持ちを込めるためです。
- 一方、否定や「全くない」という表現をするときは “any” が使われ、肯定文でも無制限を表す場合に “any” が使われます。
このように文の形や意図によって使い分けることで、自然な英語表現ができるようになります。ぜひ会話や文章を作りながら身につけていってください!
and, but, or
単語や文をつなぐ接続詞
以下では、英文で日常的によく使われる接続詞「and」「but」「or」について詳しく解説します。単語と単語、文と文をつなぐときのポイントや例文を含めながら、なるべくわかりやすいようにまとめてみましょう。
1. and
用法
- 「and」は「〜と〜」「そして」「さらに」などの意味を持ち、同種類の要素を並列や追加して表現するときに使います。
例文
単語同士をつなぐ場合
- a dog and a cat
- 「犬と猫」と、同じカテゴリー(動物)の単語を並列でつないでいる例です。
- I like apples and bananas.
- 「リンゴとバナナが好きです」というように、好きなものを複数列挙するときに用います。
- a dog and a cat
文同士をつなぐ場合
- I went to the store, and I bought some milk.
- 「私はお店に行った、そして牛乳を買った」というように、二つの出来事を順番に述べるときに使います。
- I went to the store, and I bought some milk.
2. but
用法
- 「but」は「しかし」「〜だけれども」という意味を持ち、対比や逆接を示すときに用います。
- 何かを言ったあとで、それとは反対・対照的な内容を続けたいときに使うので、会話でも非常によく使われる接続詞です。
例文
単語同士を対比させる場合
- She is nice but strict.
- 「彼女は優しいけれど厳しい」というように、性質を対比しています。
- She is nice but strict.
文同士をつなぐ場合
- I lived in Tokyo before, but I live in Osaka now.
- 「以前は東京に住んでいましたが、今は大阪に住んでいます」というように、過去と現在で異なる状況を示すときに使います。
- I lived in Tokyo before, but I live in Osaka now.
3. or
用法
- 「or」は「あるいは」「それとも」「〜か〜か」という意味を持ち、選択肢や可能性をいくつか提示するときに用います。
例文
単語同士をつなぐ場合
- Would you like tea or coffee?
- 「紅茶にしますか、それともコーヒーにしますか?」というように、相手に選択肢を与えます。
- Would you like tea or coffee?
文同士をつなぐ場合
- You can watch TV, or you can read a book.
- 「テレビを見ることもできるし、本を読むこともできますよ」というように、二つの行動のどちらかを選べる場合に使います。
- You can watch TV, or you can read a book.
まとめ
- and:追加や並列
- but:対照や逆接
- or:選択や可能性提示
以上のように、英語の接続詞「and」「but」「or」は、単語同士や文同士をつなぎ、情報を整理したり対比したり選択肢を示すのに使われます。会話や文章を書くときには、どんな関係を示したいかに合わせて適切に使い分けると、内容を明確に伝えることができます。
現在時制 (一般動詞・3人称単数)
3人称単数は語尾にsを付けて。
以下に、より詳しくわかりやすく修正した解説を示します。
現在時制(一般動詞・3人称単数)の使い方
1. 主語が「I」「You」の場合
- 主語がI や Youの場合、動詞は原形(基本形)をそのまま使います。
例:
- I play tennis.
- You like music.
- I play tennis.
上記の例のように、「I」や「You」が主語のときは、動詞に変化はありません。
2. 主語が「He」「She」「It」の場合
- 主語がHe, She, Itなどの3人称単数の場合、動詞の語尾に“s”をつける必要があります。
例:
- He plays tennis.
- She likes music.
- He plays tennis.
この「s」を付けるルールを三単現の s(さんたんげんのエス)と呼びます。
3. 語尾のつけ方のバリエーション
動詞によっては、以下のように-s以外の形をとる場合があります。これはスペル(つづり)のルールに基づきます。
-s をそのまま付ける
- 主に、語尾が【子音字 + y】やその他の子音(b, c, d, など)で終わるとき
- 例:play → plays, need → needs
- 主に、語尾が【子音字 + y】やその他の子音(b, c, d, など)で終わるとき
-es を付ける
- 語尾が【o, s, ch, sh, x】で終わる動詞
- 例:go → goes, pass → passes, watch → watches, push → pushes, fix → fixes
- 語尾が【o, s, ch, sh, x】で終わる動詞
-ies を付ける
- 語尾が【子音字 + y】の場合、y を i に変えて es を付ける
- 例:study → studies, try → tries
- 語尾が【子音字 + y】の場合、y を i に変えて es を付ける
上記のような例外的な場合も多いので、動詞のスペル(つづり)をしっかり確認してから活用形を覚えるとよいでしょう。
4. ポイントまとめ
- 「I」「You」→ 動詞は原形
- 「He」「She」「It」→ 動詞に “-s / -es / -ies” のどれかを付ける(いわゆる「三単現の s」)
- スペルのルールを押さえて、例外的な形にも慣れることが大切
以上のルールを身につければ、日常会話や文章を書くときにも役立ちます。ぜひ例文をたくさん作って練習してみてください。